宿泊予約サイト利用実態調査（１）

ジャストシステムが発表した「旅行予約サイト利用に関する調査」結果によると、今夏の旅行の予約方法（予定含む）について、「パソコンのインターネット」（53.8％）と回答した人が全体の半数以上となった。次いで、「旅行代理店などの店舗」（16.3％）だが、「スマートフォンのインターネット」（13.4％）と「スマートフォンのアプリ」（9.9％）をあわせると、スマートフォンの利用が23.3％となり、2番目に多い予約手段に浮上する。 特に20代ではスマートフォンの利用割合が高く、「スマートフォンのインターネット」が25.2％、スマートフォンのアプリが19.1％で、あわせて44.3％。4割以上がスマートフォンで旅行予約をしている実態が明らかになった。   また、インターネットでの宿泊予約の際には「複数の予約サイトを“一応比較”し、“それなりに条件の良い”宿泊プランを選ぶ」が45.5％と最多。次いで「複数の予約サイトを“念入りに比較”し、“最も条件の良い”宿泊プランを選ぶ」が34.3％となっており、予約の際に複数のサイトを比較する行為は一般的になっているようだ。 このほか、インターネットでの宿泊予約の際に、「ストレスを感じることがよくある」は11.2％、「ときどきある」は49.5％で、6割超がストレスを感じた経験がある結果に。その際、「その予約サイトの印象が悪くなる」（34.3％）、「その予約サイトの使いにくさを他の人に言いたくなった」（21.7％）、「その予約サイトを次回以降は使わないようにしようと思った」（18.52％）など、利用動向に悪影響を及ぼしている可能性もうかがわせた。調査対象のサイトのうち、利用頻度が最も高い宿泊予約サイトは「楽天トラベル」（38.0％）。次いで「じゃらんnet」（32.5％）、「Yahoo!トラベル」（7.2％）だった。   調査は2016年5月27日～30日まで、20～60代の男女113名を対象に実施。利用経験のある宿泊予約の選択肢であげたのは、じゃらんnet、Yahoo!トラベル、楽天トラベル、一休.com、エクスペディア、ブッキングドットコム、トリップアドバイザー、ベストリザーブ宿ぷらざ、ベネフィットステーションなど。