インバウンド訪日外国人調査(3)

訪日外国人の最近の特徴をまとめる前回の続き。

出典は観光庁の訪日外国人消費動向調査(平成28年1月~3月期)から。

中国人の爆買いばかりが注目されているが、滞在日数の多さからか旅行中支出が一番大きいのはオーストラリアだ。

アジアだと中国と韓国の差は4倍近くと大きく、ついこのあいだまでの訪日1位であった韓国から順位が入れ替わったことで観光産業が沸くのも無理はない。

それがよくわかる表が以下だ。

中国と韓国の人数×支出額を合わせると人数はほぼ変わらないのにも関わらず消費額は大きな違いが生まれる。中国からの旅行客の消費額は訪日外国人全体の消費額の4割を超える。いまのインバウンド活況が中国人によってもたらされていることがわかる。

中国人が何にお金を使っているのかというとやはり買い物だ。

支出の57%を買い物に使っている。

一方で宿泊施設観点で見た場合、アメリカやオーストラリアといった訪日外国人も悪くないターゲットだといえる。訪日数もほどほど、滞在日数も多く宿泊費に占める割合が高いため、それなりの宿泊消費額になっている。


訪日外国人はお土産は何を買っているのか。

中国人は化粧品、医薬品などを7割以上の人が購入している。

どの国でも半分以上の人が購入している人気が高いのがタバコだ。

よくクールジャパンとして話題になるアニメやマンガなどの商品は比率は少ない。


一方で満足したものとなるとほぼ購入比率になるのだが、タバコは極端に満足率が低い。韓国で菓子類が購入も満足率も高いのは何か理由があるのだろうか。

お土産ではなく満足した飲食はなんだったのかというとラーメンや寿司を思い浮かべるかもしれないが1位は肉料理も高い。ラーメンは台湾が突出して高い。

3回に渡って訪日外国人の動向を見てきた。

こうやってたまに詳細を見てみると今後につながる色々な発見がありますね。

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